管理物件の女 (中編)

 

次の瞬間、目の前のドアが開き、懐中電灯のライトが私達を照らしました。
私達はまぶしさに目を覆います。

「なにやっとんじゃお前ら」

男性の荒々しい声と、ライトのまぶしい光で、私達は固まってしまいました。

「お前らさっきコンビニにおっただろ」

男性がそう言います。ライトに目がくらんでいたので、それがさきほどコンビニですれ違った茶髪の若い男性だとわかるまでにしばらくかかりました。

男性はドアから部屋に入り、私達のことをしげしげと眺めます。
男性は20歳前後くらいで、細身でしたが、茶髪で鋭い目をしています。
黒いシャツに作業着のジャンパーを着て、ズボンも作業着のような太いズボンです。

私は何もできずに真悠子と抱き合ったまま、ライトの光を浴びていました。
ライトの光が、裸になった私の下半身を照らしているのがわかり、私はきまり悪く隠すように体をひねりました。

「どうした? いたか?」

入口で待っていたもう一人の男性が顔を出し、部屋の中の私達を見ると驚いた様子で立ち止まりました。

「ああ、さっきのやつらですよ、こいつら」

ライトを持ったまま茶髪の男性が言います。
そしてそこから、懐中電灯のライトに照らされての私達の羞恥プレイが始まりました。

「え、なに、青姦しとったってこと?」

後から入ってきたのは、恰幅のよい、年齢も中年にさしかかった感じの男性でした。

雰囲気は決して威圧的ではありませんが、茶髪の男性と同じように、作業着のようなジャンパーと、太いズボンを履いています。

「こんなところでなにやっとったんじゃこら」

後から来た中年男性と対照的に、細身の茶髪の若い男性は、ライトで私達を照らしたまま、私達をにらみ、大声を出してすごんでいます。

こんな状況で、大声ですごまれては、私も真悠子も言葉を返すこともできません。
私はズボンを下ろした下半身裸のまま、真悠子を抱き寄せて、ライトの光から目をそらし続けるだけでした。

きまりわるく、声も出せないまま、二人の男性ににらまれるままに時間が経過します。

「ナベさん、ハヤト、何やってんだお前ら、こんなとこで。」

長く気まずい沈黙の中、再び事務所のドアが開くぎぎぎ、という音がして、違う男性の声が聞こえたのはその時でした。

「ああ、ハタさん。見てくださいよ。今その質問を、こいつらにしていたとこですよ。」

恰幅のいい方の男性が言うと、扉の向こうから、もう一人の男性が顔を出しました。
男性は髪を金髪に染めており、日焼けして、プロレスラーのような大柄な体をしていました。年齢は30代か、40歳くらいでしょうか。恰幅のいい小太りの男性と、若い茶髪の男性の態度から、この金髪で体格のいい男性が、彼らの上司であることがわかりました。

「おお・・・」

ハタさんと呼ばれた男性は、扉から入ってライトに照らされた私達の姿を見ると、そう言って驚いたような顔をしました。

そしてそのハタさんと呼ばれた金髪の男性と一緒に、もう一人の男性が入って来ました。背の高いその男性は髭をはやしており、同様に作業着のような薄いグリーンのジャケットを着ています。この応接室の狭い空間に、私達の他に4人もの男性が入ってきたことで、部屋の中は異様な雰囲気になっていました。

思いも寄らない展開に、懐中電灯のライトで照らされたまま、私達は動くことができず、ひたすら男性たちの目線にさらされています。

「なにやっとんじゃお前ら」

茶髪の若い男性が、しびれを切らしたようにふたたび大声で凄みました。

「なにやってるって、そりゃ、お前、見たまんまだろ」

ハタさんと呼ばれた大柄の男性が、からかうような声でそう言い、男性たちは同意したように笑いました。

「ちんちん丸出しだしな」

「女連れ込んで、やることひとつしかないわな」

「すげえ縮こまってるわ」

「そりゃビビるだろう、いきなり4人も入ってきたら」

男性たちが口々に私達をからかう言葉を浴びせます。

しかし、人の目の届かないこの建物の中、男性たちの目線と興味は、私よりも真悠子の方にあることは明白でした。

男性たちのにやにやした様子と、私達に注がれた目線に、次第にこの男性たちが暗黙のうちにひとつの共通の結論に達しているのがわかりました。

「うーん、これは仕方ないよねえ。」

口を開いたのは、彼らのボスと思われる、ハタさんと呼ばれたその体格のいい男性でした。

「うん、そういうことだな。これは仕方ないな。この状況じゃもうそうするしかないね。作業開始までまだ1時間以上あるし、所長には俺から言っておくから。おい、ハヤト、ここって入っていい場所なのか?」

体格に似合わず、意外と甲高い声で、そのハタさんと呼ばれた金髪の男性は続けました。

「いや、ダメっすね。」

「不法侵入ですよ。こいつら。」

ハヤトと呼ばれた若い茶髪の男性と、後ろに控えていた背の高い髭の男性が答えます。

「そうだよね。ここって○○不動産の管理物件だろ。勝手に入ったら犯罪だよね。」

「不法侵入だったら、何されても文句言えないね」

小太りの男性が言葉を接ぎます。

「じゃあ、こうするしかないよね。お兄さん、あなたたちがここに不法侵入してたことは黙っておいてあげるから、その代わりにね。」

ハタさんというプロレスラーのような金髪の男性は、いかにも仕方ないといった態度で、甲高い声のまま、やわらかい口調で私達に話しかけてきました。

「わかるよね。こういうところでやましいことする方がいけないんだからさ。俺たちも4人いるし、殴ったりとかしたくないからさ。それよりは、お楽しみはみんなで分け合って、お互いに何も見なかったことにするってことで。」

金髪の男性は、そう言うと、窓際にいる私達の方に近づいてきました。
私は思わず、真悠子をかばうように自分の背中の後ろに隠しました。

「ねえ、もうこういう状況になったら仕方がないんだからさあ」

ハタという男性は、ゆっくりと近づいてきて、私の前に立つと、私の腕をつかみ、そしてもう一方の手で肩をつかみました。男性の身長は、ゆうに180センチ以上はあるようでした。背も低く、ケンカの経験もない私は、このプロレスラーのようながっしりした大柄の男性につかまれると、何の抵抗もできずに、テーブルでも動かすかのようにその場からどかされてしまいました。そして、次の瞬間には、私の後ろに隠れていた真悠子と、金髪の大柄な男性が、部屋の窓際の隅で向かい合った状態になりました。

「ま、真悠子!」

私は思わず叫びましたが、その途端に二人の男性に腕をつかまれてしまいました。
左右から、さきほどの茶髪の若い男性と、恰幅の良い小太りの男性が、私の両手を押さえています。

「しばらくおさえといて」

金髪の男性はそう言い、真悠子に向き合います。左右から二人の男性に腕をつかまれた私は、情けないことにそれ以上どう抵抗していいかわかりませんでした。相手の男性は4人。そして私は、実を言えばさきほど金髪の男性に太い腕でつかまれただけで、抵抗する気が失せてしまったのです。どう抵抗しても、こんなレスラーのような体格の男性に、かなうわけがありません。

「いや・・・」

真悠子の声が聞こえ、見ると真悠子は窓際で金髪の男性に手をさわられ、それを嫌がるように振り払って抵抗していました。

「お嬢さん、俺たち乱暴はしたくないんだよ。わかるよね。彼氏、死んじゃうよ。」

金髪の男性は真悠子の前でにぎりこぶしを作ってみせ、それで私をなぐるジェスチャーをしました。

真悠子は首を振りながら、やめて、それだけはやめてください、と懇願し、それで真悠子はもう抵抗ができなくなってしまいました。

真悠子に向き合って、子供をあやすようにしゃがみこんだ金髪の男性は、「じゃあ言うこと聞くよね」と言うと、真悠子は無言で何度もうなずき、男性は泣き出しそうな真悠子をなだめるように肩をさすります。

あっさりと場の趨勢が決し、私達が抵抗を封じられると、その場はそのまま男性たちの望み通りになっていきました。

金髪の若い男性と、小太りの中年男性が私を押さえ、背の高い髭の男性がライトを持ちます。そしてリーダー格のハタという金髪の男性が、真悠子を裸にしていきました。

「はい、脱ごうね~」

そう言って男性は、動けずにいる真悠子のカーデガンを脱がせます。次に男性は真悠子の前で体をかがめると、真悠子のブラウスのボタンを一個一個はずしていきました。真悠子はうつむき、どうしたらいいかわからない様子で目線をそらしながらも、されるがままに脱がされていきます。さきほど私がそうだったように、大柄な体格のこの金髪の男性に体をつかまれると、なにひとつ抵抗できなくなってしまうのでしょう。

ブラウスが脱がされると、真悠子は淡い水色のタンクトップ姿になりましたが、次の瞬間には、真悠子はばんざいの格好をさせられて、そのタンクトップも脱がされ、気が付けばあっというまに、懐中電灯の明かりの中に、真悠子の上半身の肌と、白いブラジャーがあらわになってしまいました。

「おお~、いいねえ」

金髪の男性はそう言うと、顔を近付けて真悠子にキスをしようとしました。

真悠子は反射的に顔をそむけて嫌がり、男性のキスを拒みます。

拒まれた男性はまったく気にする様子もなく、あやすような調子で真悠子をなだめます。

「ねね、そんなに固くならなくていから。痛いこともしないし、すぐに終わるから。風俗だと思ってくれればいいから。後でお金もあげるからさ。」

金髪の男性は体格に似合わず人なつこい甲高い声でそう言うと、両手で真悠子の肩をがっしりとつかみました。男性の分厚く大きな手が真悠子の両肩を抱き、それだけでもう、真悠子は動くことも逃げることもできません。男性はかがみこむようにして真悠子に顔を近付け、真悠子は一瞬、困ったような顔で私の方を見ました。けれども私が何も言えないでいると、次の瞬間、正面を向いた真悠子に金髪の男性が唇を押しつけ、真悠子はキスを奪われてしまいました。体の大きな金髪の男性が体をかがめて真悠子を押さえつけるようにしてキスをする様子に、私の中でなにかがぞくっと反応します。キスはそのまま何十秒も続き、男性は肩をつかんでいた両手を離すと、そのまま腕を回して真悠子のことを抱きしめました。

「んん・・・」

真悠子のうめくような声がし、真悠子の上体が反り返ります。レスラーのような体格の男性に抱きしめられているので、真悠子は背筋をそらして、上を向きながらキスをする姿勢になっています。大柄な男性に包み込むように抱きしめられた真悠子は身動きができないようで、体勢が苦しいのか、ん、ん、と声を漏らしています。男性は体をかがめて体勢を低くしながら真悠子を抱きしめ、そのままいとおしそうに真悠子の口を吸っています。

男性が真悠子を羽交い締めのようにして抱きしめながらキスをし、そして次第に男性の手が真悠子の背中や腰をさすりはじめると、部屋の中の空気が少しずつ変わってきました。

「ん、ん・・・」

男性が動くことのできない真悠子の下半身をさわり、スカートの上からお尻をなでまわします。その様子はなんともいえずエロティックです。そして男性の手がスカートの中に入ってしまうと、キスで口をふさがれた真悠子が漏らす声が、次第に大きく、高くなってきます。

男性はキスをしながら真悠子のお尻を愛撫すると、そのままくるくるとスカートをまくりあげて、腰のところにはさんで止めました。これで真悠子のお尻は、白いパンツに包まれた状態で他の男性たちにも丸見えになりました。その丸見えになったお尻を、金髪の男性はさらになでまわし、つかんで愛撫します。
真悠子の真新しい白いパンツが、プロレスラーのような男性の大きな手でなでまわされる様子は、私がこれまで見た真悠子のどんなシーンよりも衝撃的で、それは長い間うずくままに封印されていた私の中の弱い部分を決壊させるのに十分すぎました。

男性の手はすぐにその白いパンツの中に入り、男性の手が真悠子の下半身を直接いじっているのがわかります。私のために履いてきてくれたはずの真悠子の新しいパンツが男性の大きな手の形にゆがんで引き延ばされる様子に、私は自分の大切な宝物を他人に奪われる被虐的な敗北感を覚え、ひさしぶりに体験する言いようのないエロティックな興奮を感じて、がくがくと膝が震え出しました。「んー」真悠子が声を上げ、男性の大きな手が真悠子のパンツの中、股間のあたりに食い込んでいるのがわかります。その光景に頭に血が上り、私の心臓の鼓動はさらに速まっていきました。

「んー、ん、ん」

金髪の男性がその大きな手でパンツの中に入り、真悠子の股間を好き放題にしている中、部屋の中には、くちゅくちゅ、くちゅくちゅ、という音が響きました。その音に、また部屋の中の雰囲気が変わります。真悠子が何も言わなくても、部屋にいる男性全員に、真悠子の中でこれから起こることへの準備が出来てしまっていることが事実として伝わってしまいました。それは、真悠子がこれから男性たちの望み通りになり、男性たちの望むままにエロティックな姿を晒し、彼らの欲望を受け入れるということです。

そして、金髪の男性が太い指で真悠子の中をかきまわしている様子が音だけでわかるようになり、真悠子の声がいつのまにか「んっ、んっ、んっ」というリズミカルで切羽詰まったものになると、私も含めて部屋にいる全員が、真悠子が女としてこの金髪の男性の指に陥落してしまったことを確信しました。

「ふはぁ、美味しいなあ。こんないい女、ソープには絶対いないもんな」

金髪の男性は、羽交い締めにして抱きしめていた真悠子をようやく解放すると、満足げにそう言います。

「ソープ歴20年のハタさんでもいないですか?」

「いないいない。やっぱ素人はいいよね。反応が違うよ。」

そう言うと、ハタさんと呼ばれた金髪の男性は今度は真悠子の後ろに立ちました。

「じゃあ、いよいよ皆でお楽しみタイムといきますか~」

次の瞬間、金髪の男性は後ろから真悠子の背中に手をやり、ブラのホックが外されました。
反射的に真悠子は自分の胸を押さえて、ブラを取られないように抵抗します。けれどもブラの肩紐が引っ張られ、男性が後ろから真悠子の腕をひょいとつかむと、ぱちんというゴムの音とともにブラジャーは真悠子の手の下をすり抜けていってしまいました。

ブラジャーを取られた真悠子は、そのまま恥ずかしそうに両手で胸を隠してじっとしています。

髭の男性が持った懐中電灯の光の中、スポットライトを浴びるようにして、4人の男性の視線にさらされた真悠子は、上半身を裸にされた状態で、前屈みになって恥ずかしさに耐えています。

「はい、ちゃんとみんなに見せようね~」

真悠子のすぐ横に立っていた金髪の男性は、真悠子からはぎとったブラジャーをぽい、と床に捨ててしまうと、後ろから真悠子の両腕をつかみ、バンザイの格好をさせました。

「きゃっ、いや」

真悠子の小さな悲鳴も空しく、懐中電灯の光の中、真悠子の胸があますところなく男性たちの前にさらされます。

「おおー」

「エロい体してるなあ」

「モデルなみじゃねえ」

「たまんねえ」

真悠子の胸を見た男性たちが口々に興奮と賞賛の言葉を発し、真悠子は金髪の男性に腕をつかまれたまま、恥ずかしそうにバンザイの姿勢ですべてをさらけ出しています。顔は下を向いて男性たちと視線を合わせないようにしていますが、男性たちの目線はすべて真悠子の胸や、体のラインや、白いパンツのラインに注がれています。そして無抵抗で男性に見られるままになっている真悠子の姿を見て、私はさきほど、二人で息をこらして隠れていたときに、どうして真悠子がパンツを履こうとしたのか、ようやく初めてわかった気がしました。

「顔もかわいいよなぁ」

「KSYのサキちゃんに似てねえ?」

「こっちの方が胸でかいけどな」

男性たちは私の知らないアイドルと真悠子をくらべ、下品な様子で笑っています。
その様子は完全にリラックスしたもので、この誰もいない空き家の中、邪魔をする者もおらず、男性たちがじっくりと真悠子を楽しむモードになっていることが伝わってきました。

「名前なんていうの?」

「マユコ、だろ。さっき男の方が言ってたろ」

「名字はなんていうの?」

下を向いた真悠子は黙っていますが、真悠子の両手をつかんでいる金髪の男性が、腕をひねりあげる動作をし、男性たちが、「彼氏殴っちゃおうか」などと声をかけると、真悠子はすぐに、

「今井、いまい、まゆこです。」

と答えました。

「かわいー」

「今井真悠子、いまいま、ゆこ、って、なんかエロくない?」

「真悠子ちゃん俺と付き合ってよ」

「今からたっぷり付き合うんだろ」

笑い声が起きます。

「でも俺まじで付き合いてえなー」

「ていうかあんな彼氏にもったいなくね?」

「真悠子ちゃん美人すぎるよな」

「真悠子ちゃん今までに何人と付き合ったの?」

真悠子の裸に興奮した男性たちは調子にのって真悠子に質問を始めます。

「3人? 5人? もしかして彼氏だけ?」

「ち、ちがいます・・・」

小さな声で答えながら真悠子は首を振りました。

「これだけかわいいんだから、もっとたくさんの男と付き合ってるだろ」

「よし、じゃあ真悠子ちゃんにインタビューしましょう。真悠子ちゃんは今まで何人の男とセックスしたの? 5人? 10人?」

腕をつかまれたまま、金髪の男性にそう聞かれた真悠子はどこか必死な様子で、ぶんぶんと首を横に振りました。

「10人より多いの? 少ないの?」

後ろから真悠子の腕をつかんだまま、のぞきこむようにして金髪の男性は真悠子に聞きます。

「お、おおい・・・・です」

おおー、と真悠子の答えに男性たちがざわめきます。

「じゃあ12人? 13人? それとも15人?」

問いかけながら、金髪の男性はいつのまにかつかんでいた腕を離して真悠子の胸をもんでいました。
真悠子の白くやわらかい胸が、男性の大きくごつい手の下に隠れ、もまれて形を変えている様子がはっきりと見えます。

男性たちの視線は、真悠子の回答よりも、金髪の男性が真悠子の胸をもむ様子に釘付けになっています。この時点で、薄明かりの中、私の股間のものも痛いくらいに勃起してしまっていました。

「じゃあ、17人? 18人? それとも20人?」

金髪の男性はゆっくりと数を数えながら、真悠子の顔に自分の顔を近付け、真悠子の胸をもみつづけます。

その時、顔をそらした真悠子が答えました。

「も、もう少し・・・多いです」

「ええ、20人以上とヤッてるの? 」

「うわ、俺もうそれ以上聞きたくねえ」

「真悠子ちゃん淫乱じゃん」

控えめな声で真悠子の発した答えに、男性たちは色めきだち、興奮します。

「20人以上とセックスしてたら、もう何やっても同じだよね」

「やべえ、俺もうたまらねえ」

次の瞬間、男性たちは真悠子の身体に群がり、何本もの手が真悠子の身体にまとわりつきました。

「あっ」

驚いた真悠子があげた声もすぐに口をふさがれてしまいました。

金髪の男性は真悠子の傍らに立ち、真悠子の唇を奪いながら、片手で胸をもみ続けています。

けれどももう片方の胸は背の高い髭の男性にもまれ、髭の男性はもう片方の手でライトを持って真悠子の身体を照らしています。

小太りの男性はしゃがんで真悠子の下半身を愛撫し、パンツの上から真悠子の股間をさわり、いじっています。

その隣には茶髪の若い男性が座り、小太りの男性が真悠子の股間を愛撫するのを見ながら、自分も真悠子のお尻や太ももをさわっています。


私は両腕をつかんでいた二人の男性がいなくなり、動けるようになりました。
けれども、私にはすでに抵抗したり、戦ったりする気力はありません。
私は膝ががくがくとし、心臓が破裂しそうに高鳴り、そして何度も何度もつばをのみこみ、目の前で起きていることを受け止めようとしました。

金髪の男性は真悠子の胸をべろべろと左右交互にしゃぶっています。

そしてその下では小太りの男性と茶髪の男性が、真悠子のパンツをするすると下ろしてしまいました。

「ま、真悠子」

私はからからになった喉で、つばを飲みこみながらやっと真悠子の名前を呼びました。

「ま、まさくん」

4人の男性に囲まれながら真悠子はかぼそい声で私のことを呼びます。

「あ……まさくん、見ないで、いや、あ……見ちゃイヤ……」

男性たちの愛撫を受けながら真悠子は目をつむり、その顔はこころもち上を向いていました。
私は真悠子のその様子と、目をつむった表情に、決定的な敗北感と、ある種の安堵感を同時に覚えました。

そして私は目の前の状況に対して完全に抵抗する気をなくしてしまいました。

真悠子はこうなることを自分で選んだのです。

真悠子はさきほど、後をつけて来た茶髪の若い男性に見つかりそうになった時、息をひそめてじっとしているよりも、たとえ音をたてて見つかったとしてもパンツを履き直すことを選びました。

たぶん真悠子にとっては、人のいない廃屋で男性たちに見つかって犯されてしまうことよりも、パンツを履いていない状態で男性たちに見つかることの方が、あってはならないことだったのでしょう。

それは、私という恋人に忠実でいることよりも、自分が男性たちにどう見られるかを優先する女性らしい選択であり、また真悠子らしい選択でした。それは人前では常にきれいでいたいという女性としては当然の心理なのですが、真悠子にとっては、男性たちの前で自分だけはかわいい女でいたいというエゴイズムです。

男性たちに見つかるかもしれない、という状況になった時、真悠子が考えたのは男性たちから逃げることよりも、きちんとパンツを履いた状態で男性たちの前に立つことでした。

暗い部屋の中に茶髪の男性がライトを持って入ってきたとき、真悠子はすでに、これから私以外の見知らぬ男性に犯されるという事実を受け入れていたのです。

目の前では小太りの男性と茶髪の男性が真悠子のあらわな下半身を愛撫し、下ろされた真悠子のパンツは足首のところで止まっています。けれども、たとえまたすぐに脱がされてしまうものであっても、真悠子はパンツを下ろしたままのはしたない女ではなく、清楚な格好をしたかわいい女として男性たちにパンツを脱がされたかったのでしょう。

 

何年も前から二人で30人以上もの男性たちとプレイをしてきた私達です。

私には真悠子が、この男性たちとのエロティックな行為を楽しんでいるのがわかりました。
そして私は、真悠子のこの「見ないで」が、「もっと見て」という意味であることも知っています。
真悠子は「見ちゃイヤ」と言いながら、「私の恥ずかしいところをもっと見て」と言っているのです。

そして、真悠子が表情と目線で伝えてきたのは、「私がこの男の人たちとセックスしてはしたなく乱れるところを見ていて」ということなのです。

そして私は、その場にがっくりと膝をつくと、真悠子の望むとおり、真悠子が4人の男性に愛撫されるのを見ながら、自分の股間に手をやりました。

 

「真悠子ちゃんにフェラチオお願いしようかな」

リーダー格である金髪の男性は、そう言って作業着のズボンのベルトを外し、脱いでしまうと、上着のジャンパーも脱ぎ、シャツ一枚の姿になりました。

男性が下半身裸になると、毛深い足とがっちりした胴体と、体格のわりに短いペニスが現れました。

「ハタさん、意外と小さいな」

「そうなんだよ。だから俺はソープでしかもてないんだよ。嫁さんも浮気して出ていったんだよ。って何言わせるんだよ。」

男性たちの笑い声の中、真悠子は自然と金髪の男性の前に膝をついて、誰に言われるでもなく自分からハタという男性のものをしゃぶりはじめました。

「うわ、なにこれ、やばい、きもちいい」

大きな体格のハタという男性の前で、細身の真悠子がひざまずいて奉仕している様子は、なんともいえずエロティックで、私は胸が引き裂かれそうな気持ちになります。

「やばい、真悠子ちゃん20人以上とやったって本当だわ。これ素人のテクじゃない。」

金髪の男性が言っているのは、半分は嘘で半分は本当です。

真悠子は確かに今まで、何人もの男性のものをしゃぶり、フェラチオしてきました。けれども、真悠子はしょせん素人です。何の特別なテクニックがあるわけでもありません。

真悠子のフェラチオは、風俗嬢のような、口で激しくしごいて男性を射精に導くものではありません。真悠子のフェラチオは、ぎこちなく初々しい舌づかいで、男性をやさしく刺激するだけのものです。

けれどもその初々しい、控えめで献身的なフェラチオが男性を興奮させるのも確かです。
真悠子のフェラチオは、口の中で男性を射精させるためのものではなく、男性を興奮させて、子宮の中に男性の射精をより多く受け止めるためのフェラチオなのです。

そして現に、金髪の男性は興奮したのか、

「うおお、俺もうだめだ、我慢できない」

そう叫ぶと、真悠子の手をとって立たせ、後ろ向きに立たせました。

ほんの20分前には私と真悠子が抱き合っていた窓際の壁のところに、真悠子は手を突いて、そしてむきだしのお尻に狙いをつけて身体をかがめ、金髪の男性が真悠子の中に入りました。

「んっ……」

男性が腰を動かし始めると同時に真悠子が声を出し、男性は「おおー、気持ちいい」「おお、だめだ」などと繰り返しています。

「ハタさん、まだ出すなよー」と、髭の男性が言い、「やばい、出る出る」と言うと、3分もしないうちに金髪の男性は真悠子の身体から離れました。

「出しちゃったか?」

「早いよ、ハタさん」

男性たちがからかいますが、金髪の男性はまだ出してはいないようでした。

 

次に服を脱ぎ始めたのは茶髪の若い男性でした。

「お、ハヤトいくか」

「年功序列じゃないのかよ」

「この女を見つけてきたのはハヤトなんだろ。功労賞でしょ。」

ハタさんという男性のお墨付きを得て、このハヤトという若い男性はズボンを脱ぎはじめました。

「でか」

「なんなんだ、お前」

同僚の男性たちが、茶髪の男性に向かって声をあげます。
茶髪の男性のズボンの下から出てきたものは、20センチほどもありそうな巨根でした。

男性は自分の上着のジャケットをコンクリートの床に敷くと、その上に真悠子を仰向けに寝かせ、真悠子の足を開いて狙いをつけました。

「ああっ」

目をつむったまま横たわる真悠子が驚いたような声を出し、茶髪の若い男性と真悠子がひとつになりました。

さきほどコンビニですれちがった時には、私はこの男性のことを、少し嫌な感じだなと思っただけで、まさか真悠子とこんなことになってしまうとは思いもしませんでした。あれから一時間もしないうちに、真悠子は裸になって足を開き、この茶髪の男性のものを股間に迎え入れてしまったのです。

茶髪の男性は細身の引き締まった体を真悠子の身体に重ねながら、ゆっくりとした動きで前後に抜き差しを繰り返します。

「ああっ、ああっ」

真悠子は男性の動きにつれて露骨なくらいに切羽詰まった声を出しました。
何人もの男性とプレイをしてきた私達にとって、このような巨根の男性は決して初めてではありません。

けれども、最後にそうしたプレイをしてからもう一年半以上がたっていました。

ひさしぶりの大きな男性のものに、この一年半、私の12センチしか入れてこなかった真悠子のあそこは、いっぱいにひきのばされて快感にむせび泣いているのでしょう。

「やべえな」

「やっぱ感じてるなあ」

「でかちん、いいんだな」

見ている男性たちは、真悠子の出す色っぽい声に圧倒された様子で、茶髪の男性が真悠子の上で腰を動かす様子を見ています。

男性は真悠子に入れたまま、ゆっくりとしたペースでペニスを抜いていくと、次の瞬間にはかくんと早い動きで腰を突き出し、下半身を突かれた真悠子は「あんっ」という子犬の鳴くような声であえぎます。そのゆっくりとした動きと、男性に突かれた真悠子の胸がぷるんと揺れる様子に、そしてなによりも真悠子の開いた股間に男性の腰が密着し出入りする様子に、さきほどからひそかに自分のものを握りしめていた私はたまらなくなり、一瞬にして達すると右手の中で射精してしまいました。こみあげた絶頂感に考える間もなく、飛んでいった最初のしぶきはよこたわる真悠子の方へ飛び、髪の毛のあたりに落ちました。

「うう・・・」

思わずもらした私の声と、大量に出た射精がぽたんぽたんとコンクリートに落ちる乾いた音に、男性たちが気付き、私は懐中電灯の光に照らされてしまいました。

「お、男の方オナニーしてるぞ」

「やめさせるか」

「ほっとけよ、どうせ変態なんだろ」

「気持ち悪りいよ。おとなしくさせようぜ」

男性たちがさわぎたてます。

「君たち、彼氏は俺たちが真悠子ちゃんとセックスするの見て彼なりに気持ちよくなってるんだ。人にはそれぞれの楽しみ方があるんだよ。ほっといてあげなさいよ。」

体格に似合わない高い声でそう言ったのは太い足をむきだしにして立っている金髪の男性でした。

私はライトに照らされ、男性たちにからかわれてきまりのわるい思いでしたが、けれどもこれで男性たちの目を気にすることなく自分を慰めることができるようになりました。私は部屋の隅に座り込んだ姿勢のまま、顔だけを前に乗りだし「真悠子、真悠子」と小さな声でつぶやきながら、右手を動かし続けました。

 

(後編へ続く)

 


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