真悠子の初めての浮気 (後編)

 

真悠子から連絡があったのは、次の日の昼過ぎになってからでした。

繁華街の同じ区域の、違う建物の中で夜を過ごした私達は、朝が来る頃にはすでに関係のない他人も同然でした。

気が動転して2、3時間しか眠れなかった私が朝の8時にはマンガ喫茶を後にしてマンションの部屋に戻ったのに対して、真悠子はチェックアウトぎりぎりの正午までホテルで木村さんと過ごしていたのです。

その時には、真悠子はすっかり私の知らない真悠子になっていました。

 

真悠子は、数えきれないほどの初めてを、その一晩の間に体験してしまいました。

それは真悠子にとって初めてのラブホテル入店、初めての私以外の男性との経験というだけでなく、
私との控えめで淡白なセックスしかしたことのなかった真悠子が、欲望のままの本当のセックスを初めて経験してしまった日でした。

それまで私と真悠子は、フェラチオやクンニリングスさえしてこなかったのです。

指マンや潮吹きという言葉も知らなかった真悠子は、木村さんの指によってシーツを水浸しにし、そして男性の舌によって初めてクンニされ、いかされるという経験をしました。

そして、布団の中での正体位でのセックスしかしてこなかった真悠子にとっては、立ちバックや座位、騎乗位といった体位も初めてでした。真悠子は初めて、男性の上で自分から腰を振るという経験をしたのです。

初めての男性と一緒に入るお風呂。そしてお風呂の中でのセックス。

一晩で二回以上のセックスをするというのも、真悠子にとって初めてでした。

そして真悠子は木村さんによって、コンドームを使わない初めての生挿入をされました。

人生で初めて、何も隔てるもの無しに男性を迎え入れるという経験を、真悠子は私ではなく、木村さんを相手にしてしまったのです。

そして木村さんは、真悠子に男女の行為を最後まで遂げた初めての男性になってしまいました。

朝が来るまでに、真悠子の中に木村さんは二度の射精を遂げ、そして仮眠の後、お風呂場でのセックスでもう一度、真悠子の中に遂げたのです。

私がアダルトビデオを見ながら3度もオナニーをしていた頃、真悠子のおま○この中は初めて出された男性の白い精液でぬるぬるの状態になっていたのです。

 

そして真悠子はこの日、人生で初めてセックスでいくという経験をしました。

長時間にわたる挿入と全身への愛撫を繰り返しされた真悠子は、木村さんのものを迎え入れたまま身体を震わせ、それを何度か体験するうちにすっかり夢中になってしまいました。

それは木村さんのセックスのテクニックや持久力以外にも、私とは比べものにならない17センチほどのもののせいだったということを、私はずっと後になってから知らされました。

 

こうして木村さんの虜になった真悠子は、ホテルを出るまでの間、木村さんに抱きついて過ごし、ホテルを出る時にはすっかり恋人同士のようになって手をつないで出て来たのです。

私との控えめなセックスしか知らなかった真悠子は、木村さんと一夜を過ごすことによって、初めて本当の大人のセックスというものを体験したのです。

高校時代の同級生である私との拙いセックスしか知らなかった真悠子にとって、初めて経験した大人の男性とのセックスが、どれほどに人生観を変える体験だったのか、私には想像することしか出来ません。

そしてそんな真悠子が、彼女のマンションの部屋の前で待っていた私に、最初に告げたのは「別れたい」ということでした。

たった一晩のセックスで、真悠子は木村さんのことしか頭にない状態になってしまったのです。

 

部屋の中で真悠子と話しながら、なぜだか私は夜の間に真悠子が木村さんにどういう行為をされたのかを、執拗に聞き出していました。私は真悠子が木村さんと取り返しのつかないところまで行ってしまったことを知り、それで自然と真悠子をあきらめる気持ちになりました。こうして二人で、真悠子と何度も抱き合った部屋の中で話しているのに、真悠子の子宮の中には今、一晩の間に何度も発射された木村さんの精液があるのです。それはお互いに純情を貫いてきた私達には、乗り越えることの出来ない現実でした。

私は真悠子が木村さんの子供を妊娠して、結婚するのだ、ということを直感し、それですべて納得しました。木村さんが男として私よりも魅力的で、社会的にも経済的にも、セックスの面でも私よりも格上だということは、言われなくてもわかることです。これが男と女のセックスの現実だということを、私は思い知ったのです。

 

こうして就職セミナーの後、たった一晩のセックスによって私は初めての恋人である真悠子を失いました。
幸せだった数年間は終わり、私はこれから就職して社会に船出し、新しい人生が始まるのだと思いました。

けれども、現実には私の彼女いない歴は、それからほんの半年で終わりを告げました。

真悠子が私のもとに帰ってきたからです。

 

一晩のセックスで心も身体も陥落し、木村さんに夢中になってしまった真悠子は、結局三度のセックスで木村さんにフラれました。
メールをやりとりし、四回目の逢瀬の時、コンドームを着用して真悠子とセックスをしようとした木村さんに真悠子は「りょうすけさんの子供が欲しいんです」と告げ、それで二人の間はおしまいになりました。

木村さんにとって真悠子は、うまく陥落させた都合のよい年下のセックスフレンドに過ぎなかったのでしょう。結婚願望を見せた真悠子は、他にも恋人のいた木村さんにとって邪魔な存在になってしまったのです。

けれども、その頃にはもう真悠子は、後戻りできないほどに木村さんとのセックスに夢中になってしまっていました。

 

木村さんは、私達のサークルの先輩たちの友人でもあったので、噂は私達の大学の友人たちにも広まり、真悠子が私と別れたことはもちろん、その後真悠子が木村さんとも別れたらしいことまで、サークルのメンバーを通じて、噂話に耳をふさいでいた私にも伝わってきました。

私という将来の決まった恋人がいたので、入学以来ずっと、サークル内でも恋愛ゲームの対象から外れていた真悠子でしたが、そんな真悠子がフリーになったということで、OBも含めたサークルの先輩たちが、これまでよりも親しげに真悠子に接するようになりました。私はそんな様子を遠くから黙って眺める他なく、次第にサークルからも足が遠のいていきました。

 

真悠子から私に連絡があったのは、そんな理由で私が実質的にサークルを辞めてしまってから二ヶ月ほどたった頃でした。

真悠子は、もう一度私と付き合いたい、と私に告げ、そして私は半年ぶりに真悠子のマンションを訪れ、真悠子とキスをし、そして以前と同じように、コンドームを着用して布団の中でセックスをしたのです。

それは以前と同じ、控えめで静かなセックスでしたが、真悠子は以前よりも色っぽくなっていて、私はひさしぶりだったこともあって興奮してしまい、真悠子とひとつになってから一分もたたないうちに達してしまいました。

私が真悠子の胸をなめると、真悠子は「ん、ん」と控えめな声を出して、その様子は過去にしたセックスの時よりも、数段かわいらしく色っぽいものでした。以前は真悠子は私が胸やお尻を愛撫しても、ほとんど反応してくれなかったのです。

 

セックスが終わり、恋人とのひさしぶりの行為の余韻に幸せを感じていると、真悠子は「やっぱり私にはまさくんが合ってるみたい」

と言いました。

私は、真悠子も私と同じように、ひさしぶりのセックスを通じて、お互いにかけがえのない相手だということを感じてくれたのだと思い、胸のあたりがじーんと温かくなり、嬉しくなりました。

けれどもそんな温かい気持ちは、そのすぐ後に真悠子が言った言葉で、吹き飛んでしまいました。

「私、この半年の間に、何人もの男の人とセックスをしたの。」

 

真悠子は、この半年間に経験したことを話し始めました。

木村さんにフラれた真悠子は、ショックと欲求不満から、夜の町に出かけると女性半額と書かれたバーに入り、そこで遅くまで過ごすと、声をかけてきた中年男性について近くのホテルまで行ってしまったそうです。それは真悠子にとって初めての夜遊びであり、相手の苗字を知らないままのセックスでした。

そして精神的に落ち込んでいた真悠子は、相談に乗ってもらうという形でサークルのOBの先輩たちと二人きりでお茶を飲み、やがてお茶はお酒になり、最終的にセックスまでを許してしまっていました。

サークルの仲間たちの間で流れていた噂話の中で、唯一私のところまで流れてこなかったのは、真悠子がヤレる女だということでした。それは、元恋人である私のことを気遣って、皆が私の耳に入らないようにしてくれていたのです。

真悠子が私と別れ、木村さんにフラれてから、私のもとに帰ってくるまでの数ヶ月の間に、真悠子はサークルの先輩や友人たちと相談と称してお酒を飲み、最後には例外なく彼らの部屋まで着いていってセックスをしてしまっていたのです。

その相談相手には、私と仲の良かったヒロユキや、堅物のはずのタケオも含まれていました。

あの就職セミナーの日、二次会のカラオケに残っていたOBの先輩やサークルの友人たち。

真悠子をお持ち帰りしてしまった木村さんを除いて、友人たちは皆、私のことを気遣い、真悠子との仲を心配してくれました。

けれどもそれから半年がたった今、木村さんだけでなく、あの場にいた男全員が、真悠子の身体をものにしてしまったのです。

 

ショックを受けるよりも先に、私は真悠子の話に興奮し、さきほど真悠子とのセックスを終えたばかりにもかかわらず、右手を動かし、話を続ける真悠子の前で自慰行為をして射精をしてしまいました。

その時の私の勃起は、直前の真悠子とのセックスの最中とは比べものにならないほど激しいもので、勢いよく飛んだ精液は裸のままの真悠子の胸のあたりにかかり、真悠子が「きゃっ」と声をあげました。

 

私は真悠子に詰めより、その見知らぬ男や友人たちとのセックスが、どんなだったのかを聞きました。私の頭の中は霧がかかったようにもやもやとし、心はどす黒い嫉妬でいっぱいになり、たまらない気持ちになって胸が引き裂かれるようでした。

真悠子の答えは曖昧で、私はいちばん肝心の部分、男性たちが真悠子に生で入れたのか、中に出したのか、という部分を聞きましたが、わかったのは、何人かはコンドームをしてくれていた、という事と、OBの先輩の一人に中出しされたこと、そしてセックスを交わした全員が私よりもモノが大きく、私とのセックスよりも感じた、ということだけでした。

さきほど私が、幸せをいっぱいに感じながらなめていた真悠子の胸は、すでに木村さんや見知らぬ中年男性ばかりでなく、友人たち全員がなめまわした胸で、そして真悠子が以前よりも色っぽい声で感じていたのは、私の愛撫が上達したからではなく、真悠子が何人もの男性に抱かれて性感が開発されたからだったのです。


私は真悠子に他の男達とのセックスの様子を聞きながら、またも右手で自分のものをしごき始め、そしてこの日三度目の射精を済ませてしまうと、やっと気持ちが落ち着いて、真悠子に優しく接することが出来るようになりました。

けれどもまた次の日になり、真悠子と愛し合うと、真悠子が他の男性としたセックスのことが気になり、真悠子にその時の様子を聞きながら自慰行為をしてしまうのです。

それは何日も続き、気が付けば真悠子も、膝を抱えるような姿勢になると自分の股間に手を置いています。

こうして私と真悠子の間には、ただ二人でセックスするだけでなく、真悠子の浮気を思い出しながらお互いを責めつつ自慰行為をするという習慣が生まれました。

それがセックス以上の快感になるまで、それほど時間はかかりませんでした。

 

そして私とよりを戻してからひと月もたたないうちに、真悠子はまた、見知らぬ男性に抱かれてしまうことになります。

それどころか、それから半年の間に、真悠子は20人近くの男性に、その身体を好き放題にされてしまうのです。

21歳の真悠子にとって、それは避けようのない妊娠への道でした。

寝取られ夫婦への第一歩を、私達はこうして踏み出したのです。

 

 


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