駐車場で妊娠した真悠子 (後編)

 

川原を30分以上歩いても何も起こらず、帰ろうとした私達が道路を渡ると、そこにひとつの建物がありました。

川原の公園からも、工場の立つ区域からも離れた、辺り一面が畑になっているその一角に立っているその建物は、市民会館のような、公共の施設でした。そこには、市民向けの展示のイベントなどを案内したのぼりが立っており、看板も出ています。そして、その建物には駐車場が併設されていました。

 

私は思わず真悠子の手を引いて、その建物の敷地内に入っていきます。

さすがに建物の正面や玄関に向かう気にはならず、私達は自然に建物の駐車場の方へと歩いていきました。

駐車場はそれほど大きなものではなく、10台ほどの停めるスペースしかありませんでしたが、

歩いていくと建物の裏手の方にもうひとつ駐車場のスペースがあり、そこにはさらに20台くらいのスペースがある大きな駐車場になっていました。

 

私達はその広い方の駐車場へと入っていき、建物の裏手に回ると、そこでなんとなく足を止めました。

その場所は建物の裏手で、川沿いの道路からは陰になっており、なんとなく安心感がありました。建物の中には誰もおらず、かといって街灯の明かりはほんのりと届き、お互いの姿をちゃんと見ることができます。

もちろん、建物の裏手の方から人が来れば、私達のことが見えてしまうかもしれませんが、そこには一面の畑と細い道があるだけで、こんな夜中に人が通るとは思えません。またうまい具合に少し先にあるビニールハウスが、街灯の灯りに照らされた私達の姿を畑から遮ってくれるようになっていました。

人気のない夜の川原を歩いて、エッチな展開を内心で期待しながら散歩していた私と真悠子は、その場所で二人きりになれる安心感を感じて、そして私は真悠子にそっとキスをしました。

 

「おうおう、じゃあ頼むな!じゃあ明日!」

男性が何と言ったのかはわかりません。

けれど、その時、唐突に聞こえた男性の声は、そんな感じに私には聞こえました。

突然聞こえた人の声に私と真悠子は二人同時にびくっとして驚き、私は真悠子の身体を抱きしめていた両手をさっと引っ込めました。

 

聞こえてくるのは、人の歩く足音です。

遠くのようにも聞こえますが、すぐ近くのようにも聞こえます。

市民会館のふたつある建物の隙間を通じて声が響き、近くのように聞こえたのかもしれません。

また、川沿いの道路を走る車もまばらなので、その静けさの中で、声が思ったより響いたのかもしれません。

とにかく私は急に怖くなって、真悠子にここにいるようにひそひそ声で伝えると、真悠子を駐車場の奥に残し、川沿いの道路の方に向かいました。

 

私が建物の裏手から回り、畑の細道に出たときでした。

細道に出て、様子を伺おうと川沿いの道路に向かって一歩踏み出したとき、建物の表側の角から男性が姿をあらわしました。

男性は角をひょいっと曲がると、畑の細道に入ってきます。

 

大股で歩くその男性の早さに、驚いた私の判断力がついていかず、こちらへ向かって歩いてくる男性と、私はまともに目があって、そのまま私は固まってしまいました。

男性は歩いてきて、私との距離はもう5メートルもありません。

こんな人気のない畑の裏手で、男性は私のことを何と思うでしょうか。男性は見るからに威圧的で、私のことを怪しいものを見るような感じで見て、私は男性が私につかみかかるのではないかと思いました。

 

「た、助けてください」

混乱する頭と、どうしていいかわからない状況の中で、私の口から出てきたのはその言葉でした。

男性は足を止めて、私の方を見ています。

「つ、妻が、病気で倒れたんです!助けてください!」

私は、慌てた様子で男性にそう告げると、男性は、「大丈夫ですか?救急車呼びましょうか?」と言って、いぶかしげな様子から心配そうな態度に変わり、親身な様子で答えてくれました。

 

「こっちです。妻が、体調が悪くて。」

「何か持病があるんですか。」

男性は、作業着を着た労働者風の姿で、身体も大きくがっちりとしていました。

身長は175センチ前後くらいでしたが、がっちりとして太い体つきをしているのがわかりました。私が歩いてくる男性を威圧的に感じたのもそのせいかもしれません。

「こっちへ。急いでください。」

慌てた様子で演技をしながら、私は男性を駐車場の奥へと案内します。

 

私はこの男性を、真悠子の相手として、よく見て選んだわけではありません。声が聞こえて、道路の様子を見に行ったときに、男性がすぐそばを通り、私達のいる畑の中の道へ入ってきたので、混乱した私はとっさに声をかけてしまったのです。

けれども、私と一緒に急ぎ足で歩いてくるこの男性の姿を見て真悠子は、この男性のことを、私が真悠子のために選んだ男性だと思い、なによりこれから身体を重ねてセックスをする相手だと、一瞬にして理解したに違いありません。

 

「だ、大丈夫ですか?奥さん?」

作業着の男性は、駐車場の奥、建物の陰まで来ると、当惑した様子で真悠子のことを見下ろしました。

 

私は男性の気持ちが理解できました。

真悠子は、昔から美人です。10代の頃に私に処女を捧げてくれましたが、当時から真悠子は少なからず目立つ存在でした。真悠子が近寄り難かったのは、成績の良い優等生だったからということもあります。けれども真悠子は、よくアイドルや女優に似ているといって比較される美人なのです。そんなきれいな女性が、こんな人気のない場所に、街灯の薄明かりに照らされて立っているのは、それだけで驚きだと思います。しかも真悠子はこの夜、かなり短いスカートを履いていたのです。

 

「すみません。女房の体の調子が、急に悪くなってしまって。見ていただけますか。」

当惑する男性に向かって、私は言いますが、男性は当惑したまま真悠子を見ています。

倒れているわけでもなく、体調が悪そうな様子もない真悠子が、祈るように手を握って、無言でそこに立っています。

早紀を産んで以来、少しだけ体重も増えて、ウエストのサイズも増えましたが、それでも88ー62ー87の、グラビアのようなスレンダーな体つきの真悠子が、そこにいるのです。

 

「見るって、何を見たらいいですか」

当惑した男性は男性はふたたび訝しげな顔になり、けれどもさきほどから視線は真悠子のことをじっと見ています。

心配そうな態度を取っていても、内心は違うことを考えていることが伝わってきて、次第にその場の空気が変わってきます。下手をしたら、男性が怒り出したり、乱暴な態度を取るかもしれません。

どちらにしても、体も小さくケンカも弱い私は、この男性に勝てるわけはありません。

 

何も言わなくても、男性と、私と、真悠子の肉体が、自然に力関係を決め、その答は3人ともすでにわかっています。

そして、そのことは私達だけでなく、男性もきっと内心は想像しているに違いありません。

こんな場所で、男性と私達が一緒になってしまった段階で、次に起こることは決まっているのです。

 

「すみません、女房のお尻を見ていただけますか。お尻の具合が悪いみたいなんです。」

私は自分でおかしなことを言っていると思いました。けれども、こうして男性を真悠子の前に連れてきてしまった以上は、事を進めなければ逆に収まりがつきません。私はなるべく男性を怒らせないようにと思い、とっさに出ていた言葉がそれだったのです。

「お尻?便秘ですか?」

男性が少し笑っているのがわかります。

とぼけたことを言っている男性も、もう真悠子が病気で倒れたのではないことをわかっているはずです。

 

「す、スカートの中に虫が入ってしまったみたいで。見ていただけますか。私は虫が怖いんです。誰かに見てもらわないと。」

私は真悠子の手をとって促し、真悠子を後ろ向きに立たせます。真悠子は「どうするの?」と落ち着いた声で私に聞き、その様子に私は逆に恥ずかしくなってしまいます。私は真悠子を建物の壁に手をつかせて、後ろ向きに立たせると、真悠子のスカートをつまんでひょいとめくりました。街灯の灯りの中に、真悠子の履いているヒョウ柄のパンツが照らし出されます。

「虫がいないか見ていただけませんか。」

「おう、お、おー、そういうことなら、喜んで。」

さっきまで心配そうな声で、かしこまった様子で話していた男性の声が低くなり、一気に遠慮がなくなった様子で、男性は真悠子に近づきます。男性は真悠子の前にしゃがみこむと、真悠子のお尻をながめて、確かめるようにさわりはじめました。

ヒョウ柄のパンツは、どんな言葉以上に、私のことを好きにしていいですというOKサインに見えたのでしょう。男性は一気にその気になって、真悠子のお尻を愛撫し始めます。スカートを手でつまんでいる私も、思わず身体を曲げてのぞきこみます。生地の薄いヒョウ柄のパンツに包まれた真悠子のお尻を、男性の大きな手がつかんだと思うと、お尻のふくらみがなでまわされ、そのやらわかい感触が見ている私にも伝わってきます。

 

男性の手は、真悠子のお尻、ふともも、と順番になでまわし、それにつれて、真悠子はその気になってきたのか、お尻を突き出す姿勢になって、男性が愛撫しやすいポーズを取りました。男性の手は前の方にまわり、真悠子の股間の部分を指先で愛撫すると、真悠子のお尻に顔を近付けて、ヒョウ柄のパンツの上からちゅっと口づけをしました。

 

「虫、いないですか?」

私が声をかけたのは、半分は、次の行為に進みたいからですが、半分は、真悠子のお尻を愛撫する男性の様子に嫉妬してやきもきしたからです。

「いないですねえ。どこ行ったんでしょうねえ。毛虫ですか?」

「カメムシみたいのが入ってしまったみたいなんです。でも、パンツの中に入ってしまったかもしれないんで。パンツの中も見ていただけますか。」

緊張と興奮で気が動転してしまっている私は、落ち着いている男性と対照的に、意味の通じない言葉を口にしていました。

けれども真悠子の身体への愛撫を始めた男性は次第に大胆になり、その場は既に男性のペースになっているのがわかりました。

 

「見てみましょうかね。パンツの中。」

パンツの中、と言った言葉の意味を取り違えたのか、私は男性に真悠子のパンツの中に手を入れて愛撫することを期待していたのですが、男性は真悠子の突き出したお尻に顔を近付けたまま、しゃがんだ姿勢のままで真悠子のパンツの横の部分の紐をつーっと引っぱりました。

本来はパンツではなく、セクシーな水着であるヒョウ柄のパンツは、横のところで結んであった紐をほどかれて、さっと落ち、真悠子の足の下、駐車場のコンクリートの上に落ちてしまいました。私が真悠子が男性にいたずらされるセクシーなシーンが見たいと思って買ってきたヒョウ柄の水着は、購入から2年を経て、ついに男性の手によって脱がされてしまいました。

 

真悠子の勝負下着であり、私達の新婚の思い出であるヒョウ柄のパンツが、あまりにもあっさりと脱がされる光景に、私はショックを受けますが、目の前では作業服の男性がしゃがみこんだままで真悠子の下半身に愛撫を続けています。

「奥さん、足、広げて。もっと。そう。」

男性が低い声で言うのが聞こえ、真悠子がお尻を突き出した姿勢のまま、少しずつ足を開いていきます。

そして男性は真悠子の股間に顔を近付けると、むき出しのお尻に顔をうずめるようにして、真悠子の股間をべろべろとしゃぶりはじめました。

誰もいない裏手の駐車場に、男性の舌が真悠子の女性の部分をなめ回す音がひびきわたります。

 

そして私が嫉妬と興奮でわけがわからなくなっているのに構わず、男性は指を入れて真悠子の股間を内側から刺激しはじめました。

「あ、いやっ、あっ、あっ」

真悠子は決して感じやすい女ではありません。乳首は確かに人一倍敏感ですが、男性に挿入されて、いつもそう簡単に声をあげるわけではないのです。けれども指でかきまわされると、やっぱり大きな声を出してしまいます。建物の裏手に、駐車場に真悠子のあられもない声が急にひびきわたり、人気のない夜の畑の中、私は誰かに聞かれるのではにか心配になりました。

「濡れとるなあ。奥さん濡れ濡れだなあ。」

男性は得意げな様子で、真悠子の股間から指を抜くと、真悠子はたまらない様子で振り返って身体を隠すようにしました。

その可愛らしいしぐさに私は胸がドキリとし、それは男性も同様のようです。夜の駐車場で下半身裸になり、こんなに奔放に淫乱なことをしても、真悠子はキュートに恥じらう様子を見せます。その様子に、真悠子の相手をする男性は皆興奮し、最後には真悠子の中に大量の欲望を遂げていくのです。

 

「虫、いませんね。」

「あ、虫ね、おらんね。毛虫かと思ったけど奥さんのアンダーヘアーだったな。」

男性はもう好き勝手という感じで、完全に気楽な様子になって下品な冗談を言っています。

「あの、もしかしたら中に入ってしまったかもしれないんで、中も処置をお願いしたいんですが……。何か、太くて固いものを入れてもらえれば、虫も死ぬと思うんで。私は虫が怖いんで、自分でできないんです。」

私は自分で何を言っているのかわからないくらい、言葉の意味が通じません。けれども、私が意味していることは、男性にも伝わったようでした。それに、この誰もいない駐車場で、男性のペースになってしまえば、遅かれ早かれ、男と女の間にそれは起こってしまいます。

 

「中?いいの?本当に?仕方ないね。そういってお願いされたからね。入れていいのね。」

「は、はい。」

私は言われるままにうなづき、これで男性と真悠子が性行為をすることに私も同意したことになります。私はこれから目の前で真悠子に重大なことが起こると思い、嫉妬と興奮と後悔が入り交じった気持ちで胸がざわざわとさわぎはじめました。

 

「せっかくだから、奥さん、俺のことも気持ちよくしてよ。」

男性がかちゃかちゃとズボンを脱ぎ始め、股間のものを露出させて真悠子の前に立つと、真悠子はすぐに察してしゃがみこみ、男性の前にしゃがむと髪をかきあげて、男性のものを口に含みました。

「おお、上手え。すげえ気持ちいい。」

男性は見た目には30台半ばくらいに見えました。けれども喋る様子や、口調からすると、本当はもう少し若いのかもしれません。肉体労働をする人は少し年齢が上に見えるからかもしれません。

 

真悠子がフェラチオが上手いのは本当です。20代の始め頃に何人もの男性の相手をして、セックスの上手なプレイボーイの男性とも数多くの行為を経験してきた真悠子は男性を気持ちよくする方法を知っています。けれども真悠子のフェラは男性を口でいかせるためのものではありません。かわいらしく男性に奉仕して男性を興奮させ、その後に子宮の中で男性からより多くのほとばしりを受け止めるためのフェラチオなのです。

「奥さん、やべえな。すげえ美人だし、AV女優になったら。」

ひざまづいて口で男性に奉仕する真悠子の様子に、作業着の男性は興奮したのか、真悠子のカーデガンを脱がせ、真悠子もそれに応えてカーデガンから腕を抜いて脱いでいきます。男性は真悠子のタンクトップをまくりあげると、下からヒョウ柄のブラジャーに包まれた真悠子のDカップの胸があらわれます。男性はそのブラジャーも上にずらしてしまうと、夜の空気にさらされた真悠子のプルンとした乳房に手をやり、指先で乳首をいじりはじめました。

 

男性のものを口に含みながら、乳首を刺激された真悠子は「うん」と声をあげ、男性の指が乳首をつんと弾くたびに「んんっ」というかわいらしい声を漏らします。白いスニーカーを履いたまま、しゃがみこんで胸を愛撫されている真悠子の姿はとてもいやらしい光景でした。白いスニーカーと、水色のタンクトップはうぶな少女のようで、その下からのぞくヒョウ柄のブラジャーと、短いスカートは淫乱な感じがします。とてもアンバランスな姿で男性に奉仕し、胸を愛撫されている真悠子の姿は間違いなく、結婚してから見たいちばんエッチな真悠子の姿でした。

「うおお、たまらんわ」

男性は真悠子を立たせて、建物の壁に押し付けるようにすると、真悠子の胸にむしゃぶりつき、べろべろとなめまわし始めます。

そして男性は真悠子を後ろ向きにさせると、真悠子の腰をかかえて自分のものをつまみ、狙いをつけようとします。真悠子は壁に手をついた姿勢でお尻を突き出し、男性のすることを待っています。

 

このとき男性の股間のものを私はようやく見ることができ、そして嫉妬と敗北感を同時に覚えました。

真悠子に挿入する男性は、ほとんどの男性が皆、私よりも大きいのです。私は自分の股間の男のものがそれほど大きくないのはわかっています。ほんの12センチほどの私のそれは、自分のものしか知らない時にはそんなものだと思っていましたが、真悠子が他の男性と初めて浮気をしてしまい、そしてそれ以来、何人もの男性と真悠子がセックスをするようになってから、ほとんどの男性は私よりもはるかにサイズが大きいのを見てきました。

そして私の股間のものは、真悠子とセックスをして真悠子を喜ばせることよりも、真悠子が自分よりも大きな男性に貫かれて喜びの声をあげる様子を見て、オナニーする用途の方が多くなったのです。何人もの男性に抱かれた真悠子がそうであるように、私も男性のものを見て、そのサイズや平均がどれくらいかがわかるようになっていました。

作業着の男性の、18センチほどの立派なものが後ろから真悠子の中に入ります。

 

「んんっ」

押し殺したような真悠子のため息のような声が漏れ、そして男性が腰をゆさゆさと動かし始めます。

それはゆっくりとした動きから次第にリズミカルな早いものになっていき、ぱんぱんという男性の腰が真悠子のお尻に当たる乾いた音が夜の駐車場に響きます。

それはどこかで見たような光景でした。作業着の体の大きな男性が、真悠子に後ろから挿入して腰を振っているのです。思えば、私達が結婚する少し前に、誰もいない空き事務所の中で真悠子とセックスをしていった4人の男性も作業着を着た労働者の男性でした。その4人のうちの一人は早紀の父親です。真悠子は10代の頃は成績のよい優等生の女の子で、肉体労働をするような偏差値の低い男子たちとは縁のないタイプでした。けれども大人の女になってからは、こうして作業着を着た労働者の男性たちに何度も抱かれ、そんな男性の子供を妊娠しているのです。

 

高校生の頃も、クラスの中の不良の男子たちは真悠子のことをいやらしい目で見て噂をしていました。けれども、優等生だった真悠子は彼らには手が届かない存在で、そして真悠子は私と恋に落ちて処女を捧げてくれたのです。

しかし結局大人になれば、真悠子の女の身体は、そんな元不良の男性たちに何度も抱かれてしまいました。男性の目をひく美人である真悠子は、私のようなひ弱な男にはふさわしくなく、最後には男として魅力のある肉体派の男性たちのものになってしまう運命なのかもしれません。

 

目の前でがっちりした体格の作業着の男性に貫かれる裸の真悠子のきれいな姿を見ながら、私は男と女のセックスの残酷さを思い知りました。そして私は社会の窓のジッパーを下げると、自分のものをつまみだしました。夜の空気の中で、すでに興奮のための先走りでぬるぬるになっている私の12センチほどのものが、夜風にさらされてひんやりと感じます。

男性と真悠子がひとつになるのをほんの2メートルの近くで見ながら、私は自分の股間を握ってしごきはじめました。

真悠子とひとつになって腰を振っている男性も私のその様子に気付いて、真悠子を貫きながらどこか得意げな様子で笑ったように私のことを見つめました。

 

そして私は、大事なことを思い出して、男性にふたたび近づいて声をかけました。

「あ、あ、あの、虫が中で増えてしまうといけないんで、中に消毒液を出して、ください。中に出して、いただければ、虫も死ぬと、思うんで、はい。」

男性は真悠子の腰をかかえてゆっくりとグラインドしながら、「何、消毒液?」と言って私の方を見ましたが、私の言葉を理解すると、

「いいの、中で出して?奥さん、いいの?」

と低い声で真悠子に聞きました。それは、ほとんど脅すような様子の低い声に私には聞こえました。

「いいです。お願いします。ん……あぁっ。」

それはその夜、初めて真悠子が男性に向かって言った言葉でした。どこか苦しそうな様子でそう言った真悠子は、男性に貫かれながら、ずっと声を押し殺していましたが、耐えきれなくなったように声を漏らし、そしてそこから真悠子は急に「うんっ、うんっ」と声を漏らしはじめました。誰に見られるかもしれない野外ということで、真悠子はずっと気持ちいいのを我慢していたのでしょうか。それとも真悠子は、自分の言った言葉に興奮したのかもしれません。

 

私の目の前で、作業着のがっちりした男性と真悠子との間で、男と女の行為が行われています。

真悠子がはりきって着けてきたヒョウ柄のパンツはすでにコンクリートの上に落ち、短いスカートはたくしあげられ、真悠子のむきだしになったお尻を男性が両手で抱えています。建物の壁に両手をついた真悠子の胸は、ブラジャーをずらされて露出し、豊かなDカップのバストが、時折男性の手によって後ろからもみほぐされています。ぱんぱんという音がリズミカルに響き、「うんっ、うんっ」という特徴的な真悠子の声が漏れ、それはまぎれもない男女のセックスの音でした。

そしてそのすぐ横で、自分の股間のものを激しくしごいた私は達して、真悠子が手をついている建物の壁に向かって思い切り射精しました。いつものように、私の射精は勢い良く飛び、何滴かが壁にかかり、残りは駐車場のコンクリートの上に落ちます。明日、朝になってこの駐車場に車を停める人がいれば、その人は落ちている精液を見て、どこかの変態男がここで夜中にオナニーをしたと思うに違いありません。

 

けれどもそれは違うのです。確かに変態男がオナニーをしたのは本当ですが、実際はそのすぐそばで男と女がセックスをしていて、その様子を見て変態男はオナニーをしたのです。セックスをしている女も変態です。女は美人ですが、見知らぬ男に身体をまかせて、夫の見ている前で犯されて感じているからです。そしてそこで男と女がセックスをしていたのがわからないのは、男が女の中で最後まで遂げたため、その場に精液の証拠が残っていないからです。

「おお、出る、出る。中に出る。おお。」

男性がそうやって呻いたかと思うと、男性は腰の動きを止め、そしていかにもあっさりと事は起こりました。動きを止め、静かに息をはずませている男性と、壁に手をついて胸を揺らしている真悠子の下半身の間で、重大なことが起きています。真悠子の中で、今、音もなく男性が遂げ、精液を発射しているのです。

男性は真悠子のお尻を抱えたまま、ぷるん、ぷるん、と何度か腰を震わせました。男性はよほど興奮していたのでしょう。男性が真悠子から抜いた後、太いものを入れられて口が開きっぱなしになった真悠子の股間から、つーっと糸のような液が、何度も滴り落ちました。

私の想像は間違っていました。セックスの証拠は、男性の精液だけでなく、女性である真悠子が感じていた証である愛液と混じり合って、コンクリートの上に何度も落ちて残されました。

けれども、DNA鑑定でもしない限り、その証拠からここで起きていたことを想像するのは難しいことでしょう。

 

男性はズボンを履くと、名残惜しそうに真悠子の胸をまさぐり続け、そしてそこで初めて真悠子とキスを交わしました。

「奥さん、かわいいな。名前なんて言うの。」

「まゆこ、真悠子、です。」

素直に名前を教えてしまう真悠子の様子に私は戸惑い、男性は私に電話番号を聞いてきました。

それはちょっと、と言うと、男性は残念がる様子を見せ、男性は真悠子に、「真悠子ちゃん、よかったよ。またしような。」と言って、真悠子のことを口説いています。

そして「俺、いつもここ通るから、また来てな。」

男性はそう言って、その場から去っていきました。

 

私達は、その数日後に、また新しい出会いを期待して、この川原を散歩しました。

この市民会館の裏に、また来てみようという考えもありました。

けれども、その夜、真悠子はまた違う場所で、パンツを脱いで裸になったのです。

そして、私達はこの作業着の男性と再び会うことはありませんでした。

 

帰ってくると、時計はすでに夜中の2時を過ぎていました。

あっという間に感じていましたが、実際はかなり長い時間を私達はこの建物の裏手で過ごしていたことになります。

 

この建物の裏で起きたことは、私と真悠子の二人、そして真悠子を抱いた男性の三人しか知りません。朝になってみれば、この建物の管理者が見つけるのは私がオナニーで出した精液と、真悠子の股間から何度も滴り落ちた男女のセックスの証だけです。それだけで夜中にここで何があったのかを推測することは難しいでしょう。けれども実際には、一組の夫婦がやってきて、そこに見知らぬ男性が現れ、妻は夫の見ている前でその男性とセックスし、妻の子宮の中には男性の精液が放たれたのです。

そして、その一ヶ月後には妻は妊娠6週目と診断されました。この駐車場で起きたことは、夫、妻、他人といったことに関係なく、男と女がセックスをして結ばれ、女の子宮の中に新たな命が生まれたという事実だったのです。

 

先に書いたように、この数日後に私達はもう一度この川原へやってきて、真悠子はもう一人の男性とセックスをして、同じように子宮にその男性の射精を受け止めました。ですから、智樹の父親がこの作業着の男性かどうかはわかりません。

けれども、セックスをした時期や、排卵予定日から考えると、また真悠子と先にセックスしたという事実から考えても、真悠子を妊娠させたのはこの作業着の男性である可能性が高いのです。美人の優等生だった真悠子は、結局二度にわたって、肉体派の労働者の男性の子供を妊娠し、産むことになったのです。

 

私が選んで買ってきたヒョウ柄の水着を着て出かけた真悠子と、そんな真悠子と仲良く手をつないで一緒に出かけた私が、夜更け過ぎに家に帰ってくると、マンションの階段を上がりながら、真悠子のヒョウ柄のパンツは、紐をほどいて脱がされた後で、ヒョウ柄のブラジャーも、ずり上げられて胸をもまれた後でした。そして真悠子の子宮の中には、予想していた以上に大量の、あふれるほどの男性の精液が、発射された後だったのです。ヒョウ柄の水着が脱がされるところが見たいという私の願望は二年たってようやく叶いました。

私達は帰ってから、お互いにもう一度、キスと愛撫をして、夫婦の絆を確かめ合いました。

こうして私達の夜の妊活ならぬ「ラブ活」は、さらにエスカレートしていきました。

 

 


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