寝取られ夫のナンパ術 (後編)

 

男性は私達よりも年上のはずですが、あくまで遠慮がちに、礼儀正しい態度を変えません。

公園に降りるとそこはテニスコートでした。
私はテニスコートの奥へ進むと、そこにベンチがあるのを見つけて、座ることにしました。

明りもない夜の公園ですが、テニスの練習に使う壁が立っており、その向こう側のベンチは、道路の側から物陰になるので安心感がありました。

しかし小さなベンチに3人で座ったので、窮屈で不自然です。

 

その不自然なままで、男性は雑談を始めました。

言葉遣いは敬語のまま、男性は私達の関係から、年齢や仕事、どうしてこんなことをしているのかまで聞いてきました。

男性の態度や言葉遣いが丁寧なので、私達も不快に思わず、出来る限り正直に話しました。話題は好きなテレビ番組や芸能人の話まで飛び、気付けば真悠子もまるで友達と話しているかのように気さくに笑っています。

男性は大人びて見えましたが29歳でした。私と真悠子よりも少しだけ年上でした。
中堅企業に務めるサラリーマンの方でした。

 

「じゃあ、エッチなことをする相手を探して、こういう所に来ているんですね。」

男性の言い方に、私は反論したい気持ちでした。いつもこんなふうにして、夜の公園に来ているわけではないからです。こんなふうにナンパのようにして男性に声をかけたのは、人生の中でほんの3、4回だけなのです。

けれども、インターネットの掲示板やハプニングバー等でもっとたくさんの男性に声をかけているのは本当なので、反論できません。

「私でいいんですか?」

男性の口調には少し念を押すような響きがありました。さっきまでの遠慮がちな態度とは違います。もし私が「はい」と答えたら、次の瞬間に男性の手が真悠子に伸びるのがわかりました。

「もし、嫌でなければ……」

はい、いいえで答える代わりに、私は単刀直入に切り出しました。

けれども、これまでに嫌だと言った男性は一人も居ません。男性が避妊をするかどうかは、本人の意志というよりは、状況次第のことがほとんどでした。

「本当にいいの、真悠子ちゃん?」

最後まで中にしてほしい、とお願いした私の言葉を、すぐには信じられなかったのか、男性は真悠子に確認を取ります。

「はい。中にして欲しいです」

こういう時の真悠子の可愛さに、勝てる男性はいません。

 

男性は、わかった、と言うと、真悠子の肩に手を回し、キスを始めました。
さきほどの続きのような、優しく上品なキスです。

男性が真悠子にキスをすると同時に、私はベンチから立って、二人の行為の邪魔にならないようにしました。

男性のキスは優しく上品ですが、さきほどと違い、キスをしながら男性の手が真悠子の胸に伸びます。

Tシャツの上から真悠子の胸をまさぐったかと思うと、男性の手はすぐに真悠子のシャツの下にもぐり込みます。真悠子の紺色のシャツが男性の手によって引き伸ばされるように形を変え、男性の手が真悠子の胸をもみほぐしているのがわかります。

明りのひとつもない公園でしたが、目が慣れてくると、川の向こうの工場地帯の街灯や、月明かりなどで、目の前の様子ははっきりとわかります。

暗い中、真悠子の白いスカートが却ってまぶしく感じます。

紺色のフリル付きシャツと白いスカートの組み合わせは、まるでテニス部の女子学生のようで、このテニスコートのベンチという状況が、さらに興奮をかきたてます。

 

男性は真悠子のブラを外し、シャツをまくりあげてしまうと、ベンチに座ったままの姿勢で真悠子の胸にむしゃぶりつきました。男性も既にスーツを脱いで、白いワイシャツ姿になっています。

ハンサムな好青年といった印象の男性が、こんな夜の公園で真悠子の胸にしゃぶりついている光景はとてもミスマッチで、だからこそ余計にエロティックでした。

胸をなめまわした後、男性は真悠子にばんざいをさせて、シャツも脱がせてしまいました。ベンチの上に、上半身だけ裸になった真悠子が横たわります。

真悠子が横になると、男性はそのまま真悠子の腰からスカートを抜き、これで真悠子はパンツだけになりました。

私としては、この夜の公園で、真悠子の白とピンクのストライプ柄のパンツが、男性の手でいじりまわされる光景を期待していました。

けれども男性はいともあっさりと、真悠子のパンツも降ろしてしまいます。
パンツを足から引き抜く際に真悠子は靴も脱いで、男性は丁寧にも真悠子の靴下まで脱がせました。

 

まだ少し肌寒い6月の夜の公園に、ベンチの上に裸の真悠子がいます。

男性は全裸にこだわりがあったのでしょうか。それとも早く挿入したかったのでしょうか。

男性が音を立ててベルトを外し、畳んだズボンを地面に置かれたカバンの上にかける間に、私は自分が羽織っていたパーカーをシーツの代わりに真悠子の身体の下に敷きました。

男性がパンツを降ろすと、ひょろ長い印象のものが現れました。太さはそれほどありませんが、長さ16センチほどといったところでしょうか。先日の作業着の男性よりは少し小さく感じました。

けれども、これだけ長さがあれば真悠子を喜ばせるには十分です。

 

ベンチの上、クッション代わりに敷かれたパーカーに横たわる真悠子に、男性が前から挿入します。小さなベンチの上なので、男性はどうしてもベンチに股がる姿勢になり、その上で真悠子の足を開いて腰を沈めるように出し入れをします。

「んー、んー」

なんだか苦しそうな様子で、真悠子は両手を自分の胸のところで組んでぎゅっと押さえながら、男性の前後運動に合わせて息を漏らしています。

男性は下半身こそ裸ですが、ワイシャツもネクタイも着けたままで、靴や靴下もそのままです。そんな姿の男性が、こんな野外で全裸の真悠子に挿入している光景は、それだけでどこか犯罪的でした。

ひととおりピストンをすると男性は真悠子から抜き、今度は自分がベンチに座り、真悠子に自分の膝の上に来るように言いました。

いわゆる対面座位のような形になり、起立した男性のものを股間に当てがって、真悠子が腰を下ろしていきます。

「あっ」

男性がすぐさま腰を動かし始め、真悠子は驚いたように声を上げました。
そしてその声はすぐに「あっ、あっ、あっ!」という連続したものになります。

男性の腰の動きは激しく、真悠子はかなり大きな声を出しています。
いくら人気のない公園とは言え、夜の静けさの中に、道路の方まで聞こえてしまうのではないかと心配です。

けれども男性は腰の動きを止めません。小さなベンチの上、男性は仰向けの状態に体を反らして、背後の地面に手をついて体を支えながら腰を突き上げます。男性の体が水平に近くなりまるで騎乗位のような形になってきました。

私は思わず真悠子の肩を抱えて支えました。それはもちろん、男性が突きやすいようにです。大事な妻が男性にヤられることばかり手伝っている私はいったい真悠子の何なのでしょうか。

真悠子の妊娠をサポートする私は、確かに夫には違いありません。ただ、真悠子の子宮に入るのは他の男性の精子ということだけが普通と違います。

 

真悠子のセックスの手伝いとして、私は真悠子の身体を支えるかわりに胸をもむことにしました。
それは自分が楽しむためではありません。

真悠子は男に挿入されながら、別の男性に胸を激しく揉まれるのが大好きなのです。

その事を私は、複数の男性とプレイを始めた21歳の頃から知っています。

下からワイシャツ姿の男性に激しく突き上げられ、さらに私に胸をもみしだかれて、真悠子の声は急激に高まりました。

 

声に混じって、ぱちんぱちんという音が、テニスの練習用の壁に反射して響きます。それは男性の下半身が、真悠子のお尻にぶつかって立てる音でした。

「あー、あーっ、があーっ」

男性が突然、濁ったような声を上げると、男性の長い手が真悠子のお尻を抱え、引き寄せるようにして最後のピストンを突き入れました。

「はあーっ、はあーっ」

無理な姿勢で激しいピストンを続けて男性は息を乱しています。

その息の一回ごとに真悠子の中では男性のものから大事な液体がどくどくと発射されているのでしょう。

 

こうしてすれ違ってから1時間もしないうちに、スーツ姿の男性の精液は真悠子の子宮の中に注がれました。
真悠子が男性の膝から立ち上がると、股間から糸を引くようにつーっと一度、粘っこい液体が滴り落ちます。

その様子を見て、男性は少し冷静になったのでしょうか。

「これで……これでいいんですよね。中に出してって、言ってましたもんね。」

怯えるようにそう言うと、ズボンを履き始めました。

 

早々に服を着てしまった男性をよそに、感じてしまった真悠子は全裸のままです。

男性とのセックスを終えた裸の真悠子の肩に、私は手を回すと、きれいだったよ、と伝えます。この時だけが、私が真悠子の夫になる時間かもしれません。

真悠子は、「声が出ちゃった。」と恥ずかしそうに言うと、満足げに笑いました。その様子は試合を終えた後のスポーツ選手のようです。

確かに真悠子は身体を動かし、男性との試合を終えたのです。

セックスがスポーツだとすれば、そのスポーツを通じて真悠子と男性は他人ではない関係になりました。セックスは男と女がお互いのすべてをぶつけて、命を生み出すスポーツなのです。

 

スポーツは常に競争なので、このハンサムな男性がその競争に勝ったかどうかはわかりません。

私達の判定は、セックスの内容や、前後の態度、そして真悠子の生理の周期から考えても、四日前に真悠子と「試合」をした作業着の男性の方が勝ちを収めたのではないか、というものでした。

けれども、確証はありません。私達は、智樹の父親の可能性があるこの二人の男性の、苗字も名前も、血液型も知らないのです。本当の事を言えば、顔もよく覚えていません。偶然すれ違って、ほんの1時間前後、時間を共にしただけなのです。それも暗い中、顔もよく見ないままに身体を重ねて欲望をぶつけ合っただけの関係です。

 

自分たちの子供の父親が誰かもわからないなんて、私達は本当に情けない夫婦だと思います。

けれどもたとえすれ違っただけの男性でも、女としての真悠子に欲情し、望んで真悠子を抱いてもらい、ひとつになった相手です。たったそれだけでも、授かった子供は女として真悠子が愛された証拠です。

遠慮がちなスーツ姿の男性と、遠慮のない作業着姿の男性と、真悠子と結ばれてしまった運命の相手がどちらであっても、私達は納得します。そしてその男性の子供である智樹は、すくすくと大きくなっています。

 

もし、私と真悠子がまた発情期を迎え、夜の町で男性に声をかけた時、その相手があなただったとしたら、あなたはどうしますか?

 

あるいは逆に、町を歩いている私達夫婦が声をかけられたとしたら。

「奥さんきれいだね。セックスさせてよ。」

少々強引でも、男性達に囲まれ、肩をつかまれてこう言われたら。

「奥さんのおま○こに、俺のチ○ポ入れさせてよ。」

私達は抗えるでしょうか。

 

男性達に囲まれた瞬間、私達の背筋にはゾクゾクと電流が走り、きっといつものように、夫婦揃って「中にお願いします」と言ってしまうのではないでしょうか。

真悠子の女の身体を求める男性に、決してノーと言えない性癖の私達なのです。
寝取られセックスの快感が、私も真悠子も、身体に染み付いてしまっているのです。

 

 


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