嫉妬こそがセックスを特別にする

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NTRとはただのセックスではない。

私の持論です。

男と女がセックスをする、それだけでは寝取られにはなりません。

寝取られとは、仲の良い夫婦の関係、恋人同士の精神的なつながり、それが前提となり、その上で彼女が他人とセックスをしてしまうという行為。その中で発生する罪悪感、背徳感、戸惑い、嫉妬、それらの心理状態こそが寝取られだからです。その心理状態によってセックスの快感は倍増し、妻は心とは裏腹に男とのセックスに夢中となり、夫はそんな妻の姿に興奮して泣きながらオナニーとなります。

だからこそNTRとは難しい。
アダルトビデオで寝取られの再現が難しいのは、男女の行為を描くだけではただのセックスになってしまうからです。
一見、男女が抱き合っているだけの同じセックスに見えても、NTRと普通のセックスの間には、果てしない距離があるのです。

男と女がホテルの部屋に入り、ドアが閉まる。
そこから先、起きる事は誰にでもわかっています。

人によって、好みの違いや、多少のスタイルの違いはあるかもしれません。

でも、最終的に起きることは決まりきっています。

男と女がキスをする。
男が女の乳房を舐め回す。
裸になって抱き合う。
そして男のアレが、女の股間の中に入る。
そうなれば、あとは皆同じ。

だからこそセックスは、時に退屈です。

しかし「寝取られ」においては違います。

男と女がキスをする。
それは、してはいけない、禁断のキスです。

男が女の乳房を舐め回す。
その乳房は、本当は男のものではなく、旦那さんのものなのです。

男のアレが、女の股間に入れられる。
その時、本来は貞淑な筈の奥様の貞操が破られます。
本来は旦那さんのものだった筈の奥様の肉体が、その時、男のものとなり、女として奥様は赤の他人に奪われるのです。

そのように、寝取られにおいては、セックスのひとつひとつの行為が、禁断の行為となり、また夫への裏切りとなります。

だからこそ、寝取られは興奮するのです。

あなたの大切な奥様が、見知らぬ男に口説かれ、お酒に酔っていたことも手伝って、ついついラブホテルの門をくぐってしまう。

男に肩を抱かれたままエレベーターを上がり、部屋のドアがばたんと締まり、がちゃりと音を立ててオートロックがかかる。

その後、何が起きるのかは、誰にでもわかっています。

しかし、誰にでもわかっているからこそ、興奮するのです。

わかりきったことです。
疑う余地もありません。

しかしあえて言葉にして伝えましょう。

その部屋の中で、その見知らぬ男と奥様は、キスをするのです。

キスをして、舌を絡め合うのです。

何度も、何度もです。

行為の最中も抱き合いながら、ずっとずっと、舌を絡ませるのです。

奥様のおっぱいは、男にべろべろと舐め回されるのです。
乳房は男の唾液でぬるぬるになり、ベッドサイドのランプの明かりに照らされて艶艶と光るのです。

奥様の乳首は、何度も何度も、男に吸われるのです。

間違いありません。確実にそうなります。誰にでもわかることでしょう。

奥様と男は、何度も抱き合います。
ホテルで過ごす一晩の間に、何度も何度も、数えきれないほど抱き合うでしょう。
立ったまま抱き合い、ベッドの上で抱き合い、ソファーの上で抱き合い、お風呂の中で抱き合い、そして抱き合いながら何度もキスをします。

抱き合った時、奥様の両手は相手の背中に回されています。しっかりと抱き着いています。そして抱き合っている時、男の両手は動き続け、奥様のお尻を撫で回し、背中を撫で回し、あるいは股間にも指を這わせるでしょう。

奥様は裸にされます。
当然のことではないでしょうか。たとえ嫌がる素振りを見せたとしても、シャツのボタンを外され、ブラのホックを外され、ホテルに入ってから15分もかからずに、あっけないほど簡単にパンツを下ろされます。

奥様の股間は男の手によっていじられます。
わかりきったことです。誰だってそうしますから。

男の指が、奥様のあそこの中に入ります。これも当然ではないでしょうか。男が指を動かすと、奥様は声を上げて喜んでしまうでしょう。

もちろん男は、奥様の股間も舐め回してしまいます。
わかりきったことです。男だったら当然そうします。奥様のオマ○コは、男にべろべろと舐め回されてしまうのです。

そして男と奥様は、裸のままで、お互いの性器を舐め合うのです。奥様の長い舌が男のチ○ポの上を熱心に這い回り、そして奥様のあそこも、男の唾液と、溢れ出た愛液でびしょびしょになります。
これも当然のこと。自然にそうなるのです。

そして当然、奥様と男は裸で抱き合います。互いに全裸で、生まれたままの姿で。
それはとても気持ちがいいのです。当然のことでしょう。
男女が裸で抱き合えば気持ちいい。その当然の快感を、奥様は今日会ったばかりの見知らぬ男を相手に味わうのです。会ったばかりの相手なのに、男のたくましい腕で抱かれると、奥様は気持ちいいばかりか、安心感や安らぎさえ覚えるのです。これもまた、自然なことです。男と女とはそういうものなのです。身体の相性さえ良ければ、いつ会ったかなんて関係ないのですから。

奥様の股間は濡れているでしょう。普段からは考えられないくらいに、ヌルヌル、ぐちょぐちょになっているでしょう。おそらくホテルの門をくぐり、男に肩を抱かれながらエレベーターを上がった時点で、もうパンツに染みが出来ていたはずです。
これも当然のことです。奥様もスケベだからです。奥様が特別スケベなのではなく、女として当然なのです。初めての男に抱かれて、奥様はドキドキとして、期待で一杯になり、ひとつひとつの行為に感じてしまっているのです。

そして奥様の股間に、男の大きく勃起したものが入ります。入れられてしまいます。そんな筈はない、と思っても、必ず入ります。奥まで入ります。ずっぽり入ります。奥様も足を開いて、入りやすいようにしている筈です。
そして入った瞬間、奥様は「あっ」というため息を漏らします。それは奥様の、女の願いが叶った瞬間の喜びの声です。

これらはすべて、旦那さんへの裏切りの行為。
本当はそうなってはいけない、禁断の行為です。

そして……奥様の身体と、相手の体がひとつとなり、男が腰を動かし始めたら……

そこから先は、本当に「ただのセックス」となります。
チ○ポが入ってしまえば、もう「寝取られ」も「浮気」も関係無いのです。

これがセックスの不思議な所であり、また残酷なところでもあります。

お互いに愛撫して、抱き合っている間は、それは「寝取られ」であり、「不倫」であり「不貞行為」かもしれません。

けれどもチ○コとマ○コがひとつとなり、本番行為が始まった時点で、それはもう「男と女」です。
一人の男、一人の女となり、そこにはもう他人も夫もない。
奥様は一人の女となって、相手の男と全身全霊で愛し合ってしまうのです。

そこにあるのは、男性器と女性器が絡み合う、その動作のみ。
肉棒の先と子宮の入り口が触れ合い、絡み合う、その男女のもっとも親密で神聖なキスに、すべてが集約されます。
その瞬間、奥様は完全に男のもの。そこにはもう、夫の入る余地なんて、文字通り1ミリもありません。

奥様はイかされるでしょう。
何度も何度も。
わかりきったことです。

人妻に声をかけてくるような男は、だいたいアレがでかく、またセックスにも自信があるからです。
経験豊富な男に抱かれ、夫しか知らない初心な奥様はひとたまりもありません。

そして普段、清楚で貞淑な奥様ほど、他人に抱かれると、より心が解放され、身も心もエッチになるのです。

これらはすべて、当然のこと。自然なことであり、わかりきったことです。

朝が来るまでに、ホテルの部屋の中では男女の行為が何度も行われ、そして遂げられることでしょう。
当然のことです。

これは夫婦のマンネリ化したセックスではありません。
互いに初めての相手で、新鮮で、興奮しているのです。そしてホテルはいくら乱れても構わない場所。
何度も何度も求め合い、二度、三度とセックスが行われます。

マナーの良い男であれば、コンドームの中に遂げてくれるかもしれません。男によっては、顔射やおっぱいに出すのが好きかもしれません。
しかし、相手の男が無責任で、お酒に酔っていたとしたら。

あるいは奥様が一言でも「いいよ」と言ってしまったのであれば。
安全日だから。ピルを飲んでいるから。一度きりだから。
一言でも奥様がそう囁いたのであれば、後はもう、なるようにしかなりません。

たとえ奥様がはっきりと言葉にしなかったとしても。
見知らぬ相手とホテルに来てしまった以上、そして、ドアを閉めて密室となり、その瞬間に奥様の女としての所有権が、旦那さんから目の前の男へと移ってしまった以上。

後はもう密室の中。
なるようにしかならないのです。

男と女の性行為。
性行為とは、男が女の中に射精することによって終わります。
そんなことは、誰でも知っています。

セックスとは男と女が互いの間に子供を作るための行為。
そしてそれは、誰もが持つ人間の本能。

本能だからこそ、気持ちいい。
本能だからこそ、逆らえない。

誰でも知っていることではないでしょうか。

それが一度きりの後腐れのない関係だからこそ、男も女も本能には逆らえず、欲望に身を任せやすくなるのです。

きっと奥様の子宮の中には、相手の男の精液が、何度も何度も注がれることでしょう。
うまく奥様を酔わせて口説き落とした行きずりの男からしてみれば、それは当然の行為です。後先のことを考えず、セックスの結果も責任も考えず、奥様の裸の肉体を存分に味わい、男としての欲望を遂げていきます。

まさに、想像するまでもないことです。
これらのことが起きるのは、部屋のドアが閉じられた時から、わかりきったことです。

しかし、わかりきったことであっても。
わかりきったことだからこそ、奥様を奪われた夫は、そのひとつひとつのことが、悔しくて、悔しくて仕方ないのです。

そして、そのひとつひとつの行為に……キスに、愛撫に、抱擁に、そして中出しに……嫉妬しつつも興奮してしまうのです。

こんなことは、誰でも知っていることです。
いまどき、子供でも知っていること。
男と女がセックスをする。
男に抱かれれば、女は気持ちいい。
男がそうであるように、女も気持ちよくなりたい。
そして、それはあなたの奥様だって例外ではない。

こんな当然のことをわかっていないのは、夫である貴方だけかもしれません。