愛を壊すのは簡単

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寝取られ(NTR)というのは難しいものです。
ただのセックスとは違い、寝取られが成立するためには様々な条件が必要になります。

寝取られとはつまり、自分の妻や恋人が、他の男とセックスをしてしまうこと。
そのためにはまず、恋人がいなければ始まりません。

その恋人との関係が、深ければ深いほど。
互いの精神的な結びつきが、強ければ強いほど。
それが引き裂かれる際の快感は強まります。

それは寝取られる本人達にとっては、痛みと悲しみ、嫉妬を伴うとても複雑な快感です。

見ている側からすれば、普段幸せそうにしているカップルが引き裂かれ、絶望のどん底に突き落とされ、ぐちゃぐちゃになってしまう様子は、ざまあ見ろと言いたくなるほどに溜飲が下がる、見ていて楽しいものかもしれません。

絶対に不倫などしなさそうな清楚な人妻、旦那さんと仲良しの素直で可愛らしい奥様が、大股開きとなり、竿役の男に夢中で抱きついて、乱れまくって快感の声を上げている。

その様子を見せられた旦那さんは、ショックで声も出ず、涙と鼻水で顔はぐちゃぐちゃです。

奥さんの方も汗まみれとなり、乳房は男の唾液でぬるぬるとなり、そして股間は恥ずかしい女の愛液でぐちゃぐちゃとなります。

女である奥さんの股間は、もちろんそれだけでは済みません。彼女が感じてしまった証拠である愛液は、男の肉棒から漏れ出る我慢汁、そして精液と混じり合って、男女のカクテルとなるのです。男女の体液が混じり合った、愛の証とも呼べるカクテル……それは結合部分の激しい出し入れによって白く泡立ち、男の赤黒い肉棒に真っ白な天使の輪を作り、そしてどろどろに垂れ流され女の股間をぐちゃぐちゃに汚します。

肉棒に付いた天使の輪は、女が男を喜んで受け入れた証であり、肉体的にひとつとなって結ばれた男女が下半身で取り交わす本当の意味での結婚指輪です。妻の身体は、そんな本物の結婚指輪を、夫ではなく、寝取り相手である他人に与えてしまうのです。

そんな愛の証を、夫以外の男との間に作ってしまう屈辱と罪悪感……けれど妻にとっては、それは今までに感じたことがない程の……生涯で最高の快感となります。

そして……泣き崩れる夫を余所に、快感に咽ぶ妻の体内では、行為が最後まで行われます。
男が妻の子宮に向けて、精液を大量に噴射するのです。
この精液の噴射によって、仲の良かったおしどり夫婦の関係は完全に壊れます。精神的な仲は壊れないかもしれません。けれども、男と女としての関係は、完全に破壊されるのです。

妻を大切に思う夫ほど、きちんと避妊をして、彼女の胎内に無闇に射精することがありません。まだ結婚してから日が浅かったり、もう少し後になってから子供を作ろうと計画していたのなら……ひょっとしたら夫はまだ妻の中に片手で数えるほどしか生で入れていないかもしれません。場合によっては一度も中出し射精をしたことがないかもしれないのです。

そんな妻の子宮の中に、見知らぬ男が思い切り精液を注ぎ込む。(もちろん竿役は顔見知りの男である場合もありますが、他人であることには違いありません。)

まだ子供を宿したことのない、夫の精子も入ったことのない子宮に、赤の他人である筈の男の精子が、何千万、何億と注がれ、一杯になります。
そして、その日がたまたま妊娠可能な日であれば……
女の身体は相手が誰であろうと差別はしません。妻の子宮の中に、新しい命が生まれてしまうかもしれないのです。
そしてその命は、たとえ見知らぬ男との間に出来たものであっても、尊い命であることには違いない……

だからこそ、夫婦の関係は壊れてしまうのです。
ましてや、奥様がセックスで夢中になって感じてしまったのであれば。
精神的、社会的にはどうであったとしても、肉体的に奥様の身体は、相手の男の事を「大切な人」だと認めているからです。

仲の良いカップル、おしどり夫婦は、見ていて気持ちのいいものです。
そのような関係は、滅多に生まれるものではありません。特別な出会いと、幸運に恵まれた男女だけが、そのような美しい純愛で結ばれたカップルになります。

純愛はとても尊いものです。
その純愛を築き上げるためには、長い時間と、お互いの努力が必要です。
しかし、愛を壊すのは簡単です。

そして、愛を壊すことは誰にでも出来ます。

男なら誰にでも。
股間にチ○ポの付いた男なら。

おしどり夫婦の奥様を誘惑して、騙して、あるいは力づくで連れ込んで。
奥様のパンツを脱がせ、股間に挿入して、その中に思い切り自分の欲望を噴射させれば……
それだけで、仲の良いカップルの愛を壊すことが出来るのです。

奥様が美人だったならば尚更です。
誰もが「いいな」と思う、可愛らしい、純情な奥様。
男なら誰でも、そんな女をヤってみたいと考えます。

男なら誰でも、そんな欲望を持っています。
そんな欲望と、人並みのチ○ポさえあればいい。
尊い純愛、美しい純愛を粉々に破壊して、幸せそうな忌々しいカップルを絶望のどん底に突き落とし、奥様の肉体を自分のモノにすることが出来るのです。

男なら誰もが共通して、そんな欲望を胸に秘めている。

だからこそ数人が共謀して、奥様をハメてしまうこともあります。

一人だけでなく、二人、三人、そして四人と……
夫以外の男性を四人も受け入れて、四人分もの精液を、子宮の中に受け入れてしまったら……

夫婦の絶望と悲しみは、どれほどのものでしょう。

夫はショックで口もきけなくなるでしょう。
そして妻は、四人目がオマ○コの奥に射精する頃には、快感で気を失っているかもしれません。

このように寝取られ(NTR)とは、無惨で残酷なものです。
セックスという生々しい命のやりとりが、奪う者、奪われる者との間で行われるからこそ、残酷なのです。

仲睦まじい妻と夫の間に生まれる筈だった子供、その未来……幸せな家庭や、ほのぼのとした団らん、そしてそこからさらに生まれてくる子孫と、未来まで続く家系図。
それをすべて奪い取り、妻の子宮には他人の子供が宿ることになるのですから。

(続く)